サラリーマンの生涯年収が気になる人「サラリーマンの生涯年収の平均っていくらなの?手取りにするといくらくらい減るんだろう?詳しく知りたいです」
サラリーマンの生涯年収は平均、約2,5億円。
ただ、これには平均であり、中央値(後述)では約2億でこちらの方が近い数値です。
☑本記事の内容はこちら。
- サラリーマンの生涯年収とその平均
- サラリーマンの生涯年収の平均手取り
- 男女別、学歴別、年齢別にチェック
- 生涯年収を増やす方法
実際の所、この生涯年収は手取りとは大きく異なり、手元に残る金額、手取りを見るとぞっとする人はかなり多く、税金や生活費、ローンや保険、養育費などなどたくさんお金がかかっています。
では詳しく見ていきましょう。
生涯年収(生涯賃金)とは?
ずばり生涯年収、サラリーマンの生涯収入は、
2017年で2億1803万円です。(下でさらに詳しく説明)
でもその前に、
「収入」とはその金額をそっくりそのまま手にできる、貯金したり自由に使ったりできる金額ではないんですよね。実際は、税金等が引かれて最後に残ったのが、『手取りであり、所得』というわけです。
さらに、生活費など家のローンや車のローンも、養育費もかかるわけで、それらを全部、収入から差し引いてたらかなり額面の給料とはかけ離れてきます。
なので、当たり前ですけど額面の給料が
手取りを上回ることは絶対にないです。
わかりやすく言うと、生涯年収とはどれだけ稼いだか?であり、どのくらい貯金ができたか、というわけではないんです。
なので年収が高くても、所得が低い人もいるわけです。
税金をたくさん払っている社長さんは経費を計算しないと所得が著しく低くなったりもします。
それとここが驚きかもしれませんが、
生涯年収の、生涯、も一生という意味ではないんです。
大卒で企業に雇用されるケースと、高卒で企業に雇用されるケースでは、同じ定年でも4年間の差が両者にはありますよね。
あくまでも1つの企業に定年を迎えるまでの時間で、入社していきなり新卒から平均給料の水準に達するわけではないので、大体30代後半から40代、そして50代前半の収入が1人あたりの平均収入を引き上げることになります。(働き盛りが28歳から48歳とすると20年ある)
新卒の平均年収についてはこちらをご覧くださいね。
反対に、10年後の引退を控えた50代は、収入は世代間で一番高いですが、もらえる期間が定年が近いため、短いです。
ということで、こういった年収ランキングの多くは、30代後半から45歳あたりで平均をとっている、というわけです。
前置きが長くなりました。
では早速見て行きましょう。
サラリーマンの平均生涯年収はいくら?
サラリーマンの平均の生涯収入は、
2017年で2億1803万円。
対象企業の平均生涯給料は2億1803万円。
母数が若干異なるのは仕方ないけども、2016年同時期のランキング(2億1785万円)から若干増。生涯給料2億円は1つのラインとなっている感じですね。
その5割増しの3億円超は168社と昨年の152社から増加しているけどただ、全体でみると5%程度と圧倒的少数ですね。
さらに世知辛い感じですが、もっと高給取りになれるのは本当に少数。
高給取りについてはこちらをチェックされてみてください。
生涯年収の平均(60歳まで、退職金「含めず」)
では生涯年収の平均をチェックしていきましょう。
退職金なし、ですね。
※は一度も転職しなかった場合の平均生涯年収です。
中卒、高卒、専門・短大卒、大卒別に平均年収を(60歳まで、退職金含めず)まとめています。
中卒:1億8810万円
高卒:2億0670万円(※2億5230万円)
専門・短大卒:2億2160万円(※2億4700万円)
大卒:2億6630万円(※2億8470万円)
中卒:1億3150万円
高卒:1億4660万円(※1億8540万円)
専門・短大卒:1億7420万円(※2億0480万円)
大卒:2億1810万円(※2億0480万円)
中卒から大卒までを並べて、男女別に書いてみましたが、やはり学歴によって収入は大きく変わってきてますね。
働き始めるのが早い高卒や中卒の方々ですが、男性で言えば最終的には大卒と8000万円近く平均で差が開いてしまいます。
これを見るとやはり大学までいき、
企業に就職される方が生涯年収が多いと言えます。
生涯年収の平均(60歳まで、退職金「含む」)
では続いて同上の「退職金を含む」を見ていきましょう。
中卒:2億0060万円
高卒:2億2090万円
専門・短大卒:2億2880万円
大卒:2億8510万円
ちょっと具体的なシュミレーションをしてみましょう。
勤続年数40年で生涯年収が2億円だったとします。完全一人身。
引かれる税金はなんと。
- 社会保険料800万円
- 厚生年金1700万円
- 所得税840万円
- 住民税500万円
- 雇用保険160万円
合計なんと4000万円以上も引かれるわけです。手元に入る金額もそれに応じてみるみる減っていきます。このあたりをしっかり考慮しておいた方が無難ですね。
そもそもそんなにもらってない人も多いわけなので、税金はわりとハードですよね。
サラリーマンの生涯年収の手取りはいくら?
ではここでは、生涯収入の手取りについてグラフを用いて見て行きます。
サラリーマンの手取り、じゃあ一体どれくらい手元に残るのか?
でもちょっとその前に手取りについての理解を。
手取りとは?
手取りとは、年収(額面)から控除額を差し引いた金額から、
税金、保険料などを差し引いた額のことを言います。
【税金】
所得税
住民税
【保険料】
国民健康保険
雇用保険
社会健康保険
【年金】
厚生年金
国民年金
一番左から、年収、そして手取り、税金等。
本来であればそこから必要経費もあるので手元に残るのはもっともっと少なくなりますね泣
年収800万円と年収1000万円の手取りはほぼ変わらない??
なんてよく雑誌にかかれてますけど、200万円の差があるかと思いきや90~160万円くらいの差しかないことがわかります。
このあたりの収入は課長クラスの人が多いですが、かなりハードですよ。
まずは年収600万円、勝ち組の仲間入りと呼ばれる年収が実際どういった生活レベルを手にできるのか?
また、税金がどれくらいで、手取りはどれくらいまで減るのか?このあたりをチェックされてみてくださいね。
参考記事⇒年収600万円の手取りと税金、生活レベルは?貯金はいくらくらい?
税金は稼げば稼ぐほど、増えて行くので、累進課税は侮ることができません。
↑続きまして、収入別の理想的な年間の貯金額をご紹介します。
若干少ないかな、とも思いますが、世帯があるなどマイホームを買った、などと考えるとこれは多いと感じる場合もあると思います。
一人身でなら、もっと貯めることができる場合もあると思うので一概には言えませんが、あくまでも平均値ということですね。
でもできる限り貯金はしていきたいですね。
仮想通貨も流行っていましたが、やはりキャッシュは強いです、いざというとき手元にあることは絶大な安心感につながるし、なんにでも変えることができます。
僕も仮想通貨は持っていますが、最悪とんでも大丈夫な金額でやっています(数百万程度)
それこそ仮想通貨にもまずは貯金をしていく、これは欠かせませんね。
サラリーマンの生涯年収、学歴別で違う?
次にここでは学歴が生涯年収に与える影響についてみていきたいと思います。
生涯年収(生涯賃金)と学歴は関係あるの?
ということですが、正社員だけで考えた場合、やはり大いに関係があります。
そもそも基本給が異なるので、必然的に生涯年収では高卒、中卒、大卒ではかなり待遇も違う。チリも積もればということで結構な差となりますね。
受験をしたことがある場合はすぐわかると思いますが、何しろ結構きつかったですよね・・・その過酷さを企業側も理解しているわけで、受験というハードルをしっかりこえたということを、企業側が能力として見ている、ということです。
小中高大という16年間にもわたる就学経験、が理由ですね。
ちなみに専門学校卒、専修卒は採用基準においては高卒扱いとなります。学歴は人間性や、才能のことではなくて、基準となるスキル、基準値として見る傾向が強いというわけです。
だから学歴はやはりあった方がいい、というのは今後も変わらない傾向としてあるかなと感じますね。
こういったデータもあるくらいなので参考程度にご覧いただければと思います。
サラリーマンの平均生涯年収からの脱出方法
それはシンプルにネットを使った副業でスキルを磨くことです。
僕は毎朝4時半おきの社畜でした
毎朝4時半起きで6時半出社、22時にフラフラと帰宅、ねる。
これをずっと続けてきました、年収は200万円台でした。
今は脱サラして自由に生きていますが、今、当時を振り返ると本当に苦しいことばかりで同期の訃報など悲しすぎる事件もあってやめて良かったと思います。
サラリーマンという選択肢、その1択しかないというのは危険だと思うし、選択肢を持つことで人生は変わっていくと僕は自分の経験から学ぶことができました。
また、平日にしか旅行は行きませんし、仲間とキャンプや焚火、筋トレなど毎日全力で楽しんでいます。
自分の経験から地道な積み重ねは裏切らないし、コツコツが大事だと思いました。
僕はまだまだなので精進します。