年収が気になる人「サラリーマンの平均年収っていくらなの?給料を年齢や職種別、またその手取りなど、サラリーマンの収入が多いのかはたまた少ないのか?自分の周りの人はどれくらいもらっているのか?など詳しく知りたいです」
こういった疑問にお答えします。
☑本記事の内容はこちら
- サラリーマンの平均年収
- サラリーマンの平均年収推移
- サラリーマンの平均年収分布(男性)
- サラリーマンの平均年収分布(女性)
- サラリーマンの職種別、平均年収
- 年収別、サラリーマンの平均手取り
- サラリーマンの平均年収からの脱出法
国税庁の調査では、サラリーマンの平均年収は414万円となってます。
あ、これは手取りではなく支給された金額ですね。
僕の会社員の年収は260万円くらいで、ここから税金が引かれる感じです。
ということで年金や保険、所得税などを引くと手取りの金額はさらに低くなります。414万円の場合、ざっくりだが300万弱となるので、だいたい月の手取りは25万円程度が平均という感じなわけです。
また合わせて、生涯年収についても是非ご覧ください、
しっておかないと僕のように会社のコマになってしまいます苦笑
⇒サラリーマンの生涯年収、手取りの平均が。生涯賃金もチェック
⇒新卒の平均年収は300万~400万円?手取りやボーナス、貯金額はいくら?
サラリーマンの平均年収
サラリーマンの年収です。平均は400万円。
大切な事なので後述しますがご存知の通り、サラリーマン平均年収算出方法は対象となる人の年収を全て足して、対象人数で割る、という計算方法だということです。
なので図のように、2000万円、2500万円を超える年収をもらっている人もいれば、100万円の人もいて、その全員の年収を足して、全員で割るので中央値となっているということです。
図のようにバラバラな年収は当たり前のことで、収入が多い人が、その平均を上げていることになります。
どういうことかというと、例えば、
年収300万円の人が4人いて1人5000万円の合わせて5人がいれば平均年収は1240万円まで上がってしまいます。年収の高い1人が、底上げしてしまっているということ。
ということで、グラフを見て頂ければ分かる通り、年収100~500万円が大半を占めていますよね。
なので、イメージしやすい平均を出そうと思ったら、高額所得者を考慮せず考えるといいです。なので大体300~400万円が年収の平均になってきます。
また、年収300万円の場合、手取りは大まかに計算すると200万~250万円になるので、月の手取りは約20万円。こういった数字がリアルなイメージしやすいところと言えます。
世知辛い感じですが、高給取りになれるのは本当に少数だという感じです。
⇒高給取りはいくらから?その仕事や職業とは!?ランキングや特徴まとめ
まずは年収600万円をしっかり目指していくことがいいですね!
⇒年収600万円の手取りと税金、生活レベルは?貯金はいくらくらい?
サラリーマンの平均年収推移
では続きましてサラリーマン平均年収推移を見ていきます、こちらは3年前(2015年)からの、過去20年間の平均年収の推移です。
グラフは400万円台で推移してますけど、右肩下がりになっているのは一目瞭然ですよね。
サラリーマンの平均年収の推移ですが。国税庁調査によると、過去の平均年収はほぼ横ばいで大きな変化がありませんでした。
が、1997年の消費税増税による平均年収増加や、2008年のリーマンショックによる減少など、変化の年もあったんですね。
そして、その後の話ですが、リーマンショック以降2010年からの平均年収は再び横ばいとなりましたが、じわじわと減少する傾向にあります。これは、倒産やリストラ、不況の影響ですね。
ということで、現在はリーマンショックで下がった平均年収を再び上昇させようとしている途中であると言えるでしょう。
経済を取りまく環境が好転し、大手企業の業績が好調となり、株価が上昇してもなお、賃金の改善には至っていません。
正社員を減らして、派遣社員や契約社員でまかなおうとする企業も増えている事から、平均年収は減少する傾向にあると言えるでしょう。これからの景気が上向きになるかどうかにもかかっています。
✅この景気回復する可能性はあるの??
政府が政策を打ち出して、景気を回復させる事によって、人世代前の高収入時代を目指していますが、現実問題、かなり厳しいようですね。
数多くの要因がありますが、代表的なものとして、この3つがあります。
- 迫る高齢化社会、将来的な年金制度の破綻確実
- 人口の自然減少による国力低下
- 仮に好景気になっても、高度成長期のような賃金体系を採用しない
年金制度破綻、高齢化社会などは影響が出てくるのは少し先の将来で、それより早いのが賃金体系、です。人件費に上がった利益を優先的に還元する企業はやはり多くないです。
企業は当然と言えばそうですが、人件費を抑え、売上を増やす必要があるので、昔と比べても企業の利益を人件費にまわす割合を減少させています。なのでよほどのことがないと厳しいという状態なんですね。
で、平均年収は以下の通りです。
20代、約270万
30代、約450万
40代、約600万
50代、約640万
60代、約420万
あれ?年収1000万円なんて全然届かないじゃん、と思われたかもしれませんが、まさにその通りでかなり過酷な戦いになるわけですよ。僕も200万円台でしたから苦笑
その平均年収は
男性で510万円、女性で270万円
手取りでは、
男性で416万、女性で230万
が平均となっています。
世代別、年収の手取り平均、男性の場合
世代別、年収の手取り平均、男性の場合ですが、
税金などざっくり引くと、平均は以下のような数字になるみたいです。
20代、約265万
30代、約380万
40代、約485万
50代、約510万
60代、約350万
年収1000万円は大台と言われて突破すればかなり勝ち組臭が漂ってくるわけですが、そこまで行くのはかなり厳しい道のりです。
現実問題、まず年収600万円を目指すのがいいです。ということで、600万円を現実のものにするため、こちらの記事も併せてご覧ください。
⇒サラリーマンのお小遣いの平均や内訳が衝撃…お小遣い稼ぎ方法を公開
手取りの月収の全体平均
手取りの月収の全体平均ですが
男性で35万円
女性で19万円
※これはボーナスも含まれての12ヶ月の均等割です。ざっと各年代を見てみると、
各年代の手取り月収の平均(男性)
20代、約23万
30代、約32万
40代、約40万
50代、約42万
60代、約29万
毎月得られる月収はボーナスが含まれないので、実際の手取りはこの額より下がります。
結婚や子供を育て始める30代前後は手取り20万円~20万円後半、子供の養育費、住宅ローンなどがやってくる40代や50代では30万円~40万円前半。
大体このくらいでイメージができるかと思います。
養育費など平均値ですが、生涯で3000万、平均収入は年収500万必要とされていて、なかなかシビアで辛そうな現実が見えそうな感じがします汗。
また、20代では高卒、大卒、で給料は異なってきますよね。20代前半と後半でも、実は平均年収に差があることも事実です。
さらに、2、30代というよりは、普通の企業の場合40代、50代から年収も上がってきていて、平均年収が一番高い時期に差し掛かっています。
会社で長く務めることによって役職が付いたり、
会社の中での地位が上がるため、収入が高くなり
平均年収もあがってくるということが理由ですね。
数十年前に比べれば確かに、実力主義な会社も増えてきました。
不動産、保険、などなど実績、実力に応じて給料に反映される会社も増えてきました。と言えど、やはり根強い年功序列がある、ということも事実です。
というか圧倒的に多くの企業は長く務めた方が給料が上がります。長く務めることが、給料アップの第一条件であることは間違いありませんよね。
ですが、もちろん、60歳を超えると定年退職により年収が減ります。
60代がまさにそうですね。長年勤めあげて、退職金をたくさんもらえる場合は安定した生活を送ることができるわけですが、そうでない人はその後の年金生活は少し不安になる可能性があります。
老後の事は若いうちに考えて、老後に必要であろう資金を蓄えておいたり稼ぎ切ってしまう方が万一の事にも備えられるのでいいかなと思います。
サラリーマンの平均年収分布(男性)
男性のサラリーマンの平均年収分布ですが、
平均年収が600万円未満の人は全体の約7割。
70%以上の人が600万円に到達しないという統計です。
年収1000万円以上に到達しようと思えばトップ6%に入らないといけないわけで、50代、60代が多い中、若手でその金額を稼ごうとなればかなりいばらの道だということがお分かり頂けるかと思います。
僕も、実際大手金融機関にて働いていましたが、20代で1000万円は誰も超えてなかったですし、30代後半で成績優秀な課長がクリアできるかできないか、というラインでした。
といってもほぼ誰も30代でもクリアできないし、できていたとしても本当に朝から晩まで働きっぱなしという状況でしたね。
そんな現状をご覧ください・・・
⇒30代の平均年収、手取りはいくら!?男性、女性別に見てみようと思う
ただ、平均年収の算出方法は、対象となる人の年収を全て足して対象人数で割る計算方法ということを忘れてはならないんです・・・なので1500万円以上の人もいるということから平均年収が上がっているのも考慮した方がいいんですね。
これまた先程の例と同じで、年収が、1人だけスバ抜けてるので、平均年収を底上げしているわけです。
グラフのとおり、年収100~500万円が大半を占めているので、少数派の高額所得者を除いて平均年収を出すと、おそらく数値は下がり、300万円台が平均になるはずです。
ちなみに平均年収300万円の場合、
手取りは大体200万~250万になるので、
月の手取り約20万円くらい、これがリアルな数字に近いかと。
余談ですが、
『私は年収1000万円以上の男の人じゃないと結婚しないの♪』
という言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、
ほぼほぼ不可能であることがお分かり頂けると思います苦笑
まず年収1000万円に到達する人が6%で、その中で結婚ボリューム世代の30代はさらに少ないですし、全体の1、2%の男性を狙うとなると女性もかなり熾烈な競争をすることになるし、50代以上のダンディーな男性が好きなのであればいいのですが、30代が良い、となると・・・というわけなんですね。とにかく過酷。
余談でした笑
サラリーマンの平均年収分布(女性)
そしてサラリーマンの平均年収、女性版もこちらに紹介していきます。
2017年12月の国税庁よりわかりやすく簡単にまとめてみました。
10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 平均年収 | |
男性 | 158万円 | 320万円 | 480万円 | 596万円 | 660万円 | 428万円 | 367万円 | 431万円 |
女性 | 102万円 | 269万円 | 303万円 | 292万円 | 287万円 | 206万円 | 217万円 | 240万円 |
男性と比べると女性の方が圧倒的に少ないということがすぐにわかるかと思います。40、50代では2倍開いていますよね。
この理由としては、産休、育休とお子さんを育てる仕事があるからですね。そのため会社を離れたりやめたり、パートしたりと状況が変化します。職場復帰も誰しもができるというわけでもなく復帰できない人もたくさんいます。
そして非正規雇用、正社員として働くのではなく、
パートや契約社員などで収入を得ている、というわけですね。
出産後、子供を連れて仕事ができる環境というものが
整っていないということも年収の差の要因と言えます。
日本の年功序列の恩恵を上手く受けることができない、そういった環境が整っていない、というのも男女の平均年収2倍以上の差をつける原因です。
バリバリ仕事をしたい、という女性は確かに昔に比べれば増えてきましたが、やはり家事をするのは女性、仕事をするのは男性、という日本人の考え方も根強く残っているため、仕事における昇進欲求なども男性よりは女性の方が少ない、とも言われています。
女性の働く環境の改善や、職場復帰のしやすさなど
企業側の改善によっては女性の年収も上がってくる可能性は大いにあり得ます。
サラリーマンの職種別、平均年収
続きまして、サラリーマンの職種別の平均年収がこちらです。
やはり総合商社は非常に給料がイイみたいです。もちろん内定を得るのは至難の業といえます。
就活の際、学歴もかなり重要視されますし、僕が通っていた大学では本当に選ばれし者しか無理な感じでした。
なかなか有名な大学でしたが、僕レベルでは全落ちが関の山でした苦笑
体育会系で主将でバリバリで、というそういう友達たちが先輩からの推薦で、というのはよく聞く話で、かなり狭き門でしたね。
派閥ももちろんあるだろうし(友人はあるといっていた)入ってからも仕事だけ頑張っておけばいい、というわけでもないので。
海外を飛び回ることはもちろん、日本より海外にいることが多いのはよくあることで、収入が伸びて行くためには海外勤務が欠かせないとも言えます。
僕が昔勤めていた大手金融機関も上位の方に食い込んではいますが、なかなかに過酷だったと思います。
年収900万円くらいの40歳の課長がいましたが、
朝は4時半起き、5時半に家を出て6時半に出社。
1日中仕事をして、22時くらいに会社を出て11時過ぎに帰宅。
というのを20年近く続けているとのことでした。
お子さんもいらっしゃいましたが、朝は寝てるし、帰宅しても寝てる。土日少し遊べる程度、といっていましたが、読まなければいけない資料や新聞や、仕事もあるので1日出かけることは本当にマレ、と言うほどでしたので。
「ほ、本当に大変そうだ」
と僕は、新入社員ながらに感じていました。
元公務員の知り合い起業家が数人いますが、こちらも過酷そうでした。帰宅が日をまたぐことも多々あった、というほどなので。
サラリーマンの年齢別、平均年収
続いてサラリーマンの年齢別の平均年収を見ていきます。
今までお伝えしてきた通り、年功序列が見て取れます。
年収別、サラリーマンの平均手取り
年収別のサラリーマンの平均手取りですが、少し見にくくて申し訳ないですが、こんな調査結果もあったので最後に載せておきます。
色々と税金などで減っているのが確認できるかと思いますが、これに+、生活費や、車や家のローン、交際費、などなどその他もろもろ出費がありますので自由に使えるお金はさらに大きく減ることがわかると思います。
『なんだか何に使ってるかわからないけど、減っている・・・』
僕もサラリーマン時代ずっとこんなことを言っていました。
(これは僕の管理不足が完全な理由です笑)
サラリーマンの平均年収からの脱出法
なかなかシビアな現実が見えてきたかと思いますが、
最後までご覧いただきありがとうございました。
ここからは、ちょろっと僕自身のことをかかせてもらいますね。
文中にも出てきましたが、僕はサラリーマンでした。
金融機関でしたが、社畜だったと胸を張って言えます笑
毎朝5時前に起きて22時とかに帰宅。
これを毎日月曜日から金曜日まで続けて土日は寝るだけ。
貯金も全くできなかったし、1年間が本当に風のように過ぎ去りました。
何のスキルも身につかなければ、収入も当然ながらあがりませんでしたね。
同業他社と比べても大手ながらにほぼ最下位でしたし泣
東京から故郷への往復に1年で何十万円も使っていました。
それくらい病んでいて地元の空気が吸いたかったww
という感じでしたが、色々模索して考えた結果会社を辞め、
自分で稼ぐスキルを身に着けることを決意し早6年以上がたちました。
脱サラしてから、よっし(僕のことです)生きてるの?笑?
なんて声を友人づてにもらったりしましたが、
当時の年収の数十倍を毎日自由にしながら得ています。
そして、生きてます笑
元気に飛んでいます。
僕はサラリーマンも社長もどちらも経験しましたが、どちらにも良さがあると思う反面、やはり社畜だった僕は自由度が著しく低かったです。
働く場所、給料、時間、こういったものはすべて会社にささげていますし、自分の裁量ではどうにもならないことが大半ですしね。
とはいうものの僕のようにいきなり会社を辞めるのも危険だと思うので、
許容の範囲で副業などで収入を上げて行く事をおすすめさせてもらってます。
実際僕のコンサル生たちは、
副業でありながら月収数十万円はもちろん、数百万、250万円以上の月収を
稼いで自由になる人もいます。
自由度が高くなっていく仲間を輩出できることは
本当に幸せですし、そういった人をこれからも増やしていけるよう、
毎日邁進することを心がけています(勉強、ビジネス、筋トレ、健康など)